ウイスキーを愉しむヒントとテクニック
ウイスキーのテイスティング方法:ジェムソンのアイリッシュウイスキーエキスパートが教えるヒント
ウイスキーに心を奪われてしまいましたか?私たちもそうです。ジェムソンのウイスキーをより深く味わう方法を知りたい、また友人や家族、見知らぬ人とその喜びを分かち合いたいと思われていることでしょう。ウイスキーは交流の輪を広げる素晴らしい方法。ジェムソンはこのことを大切にしています。ここでは、ウイスキーの正しいテイスティング方法を簡単にまとめました。皆さんの助けになることを願っています。
ではまず、ウイスキーの正しいテイスティング方法を見ていきましょう。愛するウイスキーにまつわる知識を広げることで、つながりの輪が広がります。
ウイスキーのテイスティング方法を学ぶには、教室に参加するのもよい方法です。ウイスキーが提供されるだけでなく、プロが使用するツールや、常温の水も用意されており、エキスパートによる解説で深い知識も得られます。
今回は手軽に一人でもできるよう、手に入りやすいものを使った方法をお教えします。まず、ウイスキーが必要です。愛好家への道を歩みつつある皆さんならば、既にいくつかのボトルをお持ちのことでしょう。そうでない場合は、ジェムソン ファミリー ミニアチュールパックでお試しいただくのもおすすめです。
テイスティングの準備
次に、テイスティンググラスを用意します。伝統的に用いられるのはコピータスタイルのグラスですが、モダンなワイングラスでも十分に役割を果たします。特に小さめのものがおすすめです。
グレンケアン グラスやTúath アイリッシュウイスキーグラスも、テイスティングでよく用いられるウイスキーグラスです。これらは個性的な特徴を持つグラスなので、代わりを見つけるのは難しいかもしれませんが、棚に眠っているシェリーグラスでも代用できます。
グラスを選んだら、いよいよウイスキーを注ぐ時です。ウイスキーは室温に置くことで、風味のバランスが最適に保たれます。冷やしすぎは風味の一部が引き出されず、温めすぎは過度に強調されてしまいます。
テイスティングの楽しさを高めるには、ブラインドテイスティングがベストな方法です。
ウイスキーを注いだら、目を閉じて何度か場所を入れ替えます。友人とテイスティングを行うなら、一人が目をつむっている間に入れ替えます。一人で行うテイスティングトレーニングなら、スマートフォンで入れ替えているところを撮影しておき、後で見直して答え合わせをしましょう。
ここで、ヒントをお教えしましょう。ウイスキーで、まず目に入るのはその色です。1回目の蒸留を終えた段階では、ウイスキーは無色です。ウイスキーの琥珀色は、樽での熟成工程によってもたらされるものなのです。ウイスキーは、それぞれ異なるバレルやカスクの中で熟成されます。
一般的には熟成期間が長いほど色に深みが出ますが、ディスティラーはさまざまな技術を駆使しています。「ジェムソン ブラック・バレル」は、熟成期間の一部に2度チャーリング(焼き入れ)したオーク樽を使用しています。これにより、他にはないリッチな風味が生まれ、特徴的な深い色合いが授けられます。
続いて、グラスの壁に添わせるように、ウイスキーを軽く回してみましょう。ウイスキーのスワリングは、空気に触れさせるエアレーションとは異なり、外観を見ることが目的です。ウイスキーのレッグを見ているのです。
誤解しないでください!今からご説明します。ウイスキーの「レッグ」とは、グラスの内側を伝って落ちるウイスキーの粘りのこと。これは口当たりにも関連しています。レッグに重く、厚みがあれば、クリーミーでとろけるような口当たりになります。レッグが薄ければ、よりフローラルで軽やかな口当たりが予想されます。
それでは、いよいよテイスティングです。水で口をすすぎ、口内をリフレッシュさせましょう。
ウイスキーの正しいテイスティング方法:5つのステップ
香り
各ウイスキーをテイスティングする前に、グラスの脚を持って鼻に近づけます。口を閉じた状態で匂いをかぎ、次に口を開けた状態でもう一度かぎます。これはウイスキーのノージングと呼ばれます(驚かれましたか?)。これにより、ウイスキーの香りを分析します。
ジェムソンはフローラルで甘い香り、スパイシーなウッドのアクセントを特徴とします。ただし、ウイスキーは複雑で、匂いの感じ方は人それぞれです。匂いに、何か他のものを感じ取ることもあります。もちろん、種類が異なればウイスキーの匂いも違ってきます。シングルモルトは多くの場合、一般的なブレンデッドウイスキーとは匂いが異なります。カスクストレングスウイスキーは通常よりもアルコール度数が高く、それがウイスキーの香りのブーケにも反映されています。
口で味わう
ウイスキーを一口含んでみます。ウイスキーを舌、頬、口の前方と転がすようにし、しばしそのまま味わいます。口当たりと風味を感じてください。わずかに痺れたような感覚がありますか?ウイスキーの口当たりは水のようでしょうか、それともシルクのように滑らかでしょうか?どんな風味がありますか?ナッツの味わいはしますか?かすかにスパイスを感じますか?
フィニッシュ
ウイスキーのフィニッシュを左右するのは、喉越しです。滑らかな喉越しか、それともスパイシーさを感じますか?風味に変化はありましたか?それまでなかった味わいが現れましたか?どの風味が後に残り、どの風味が消えましたか?
リフレクト
少し時間を取りましょう。このウイスキーを、どんな言葉で表現できますか?フルボディの味わいでしたか?甘さはありましたか?フルーティさは?
テイスティングを終えて、どんなところが印象に残りましたか?
リピート
これはウイスキーのテイスティングの中でも、ジェムソンが愛するステップ。同じプロセスを繰り返し、もう一口を味わってみるのです。今回は水を少し加えてみましょう。数滴の水を加えることで、ウイスキーの香りのブーケが花開きます。どちらがお好みですか?本当に?興味深いです。それでは、次のウイスキーに移りましょう!
エキスパートと愉しむ、
本格的なウイスキー
テイスティング
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